呼吸のニュートラルという概念は、あぁ、やっぱり感、腑に落ち方が半端ないです。

 30代 鍼灸師(男性) 『統制法1日集中講座、呼吸・整体基礎講習の感想』

 呼吸のニュートラル概念を自分に落とし込んでみると、新しく取り入れた概念なのに、あぁ、やっぱり感というか、腑に落ち方が半端ないです。

 たぶん、わかっている人は沢山いると思いますが、説明出来て、共有できるというのが凄いです。

 あたりまえのことをあたりまえに感じ、できるようになるために。基本であり基準です。

 呼吸のニュートラルの状態から、なんとなく身体に呼吸を流していくイメージで遊んでいた時に感じた事が、吸って・めぐり・吐く、全身で感じる息づかい、完全に決まっていて、完全に自由。

 一呼吸を深く意識することによって本当の意味での身体の素晴らしさ、身体があるという事の尊さがわかりました。

 そこには健康であるなし、障がいのあるなしは全く関係がなく、ただ「ある」ことに対しての畏怖と感謝しか生まれてきませんでした。

 いつもこのように感じているわけではありませんが、この時から身体を信じるという事が見えてきた気がしています。

 また、調整法の中ではどちらかというと、大きな動きや動作よりも、より小さな動きの方がダイナミックな感覚を受けていたので統制法の所作や在り方は特に深い所に入ってくる感覚がありました。

 帰るべき場所、在り方を学んだ事により、今後の進化の基準が明確になりました。

 治療といういうものに携わらせていただいている中で、そもそも何なのこれ?という感覚がありました。

 なんらかの症状を治す、その後体質改善、トレーニング、セルフケア、メンテナンスというよくわからない概念、くり返し。

 結果が出ないわけではないので、それはそれでよいのかもしれませんが、その先について呼吸の在り方の概念によって、第3の案が提示できると感じていますし、そうあるべきだと考えています。