呼吸を掴むための学習

呼吸・整体では、主として身体調整法、統合法、日常統制法という3つの考え方に基づいて心身を調和させる道筋をつけています。

共通している点は、全て手順化されているため、実践や指導で迷うことはありません。そのまま実践すれば狙い通りの作用をするようにできています。

 

調整(身体調整法)

身体調整法は導引(体操)・呼吸導引(呼吸動作)・呼吸法から成り、極めて感覚的再現性の高い身体調整法(自己調整法)として実現させています。

 

統合法

身体調整法で変容した身体を日常に落とし込む際に必要な手順です。

頭蓋から尾骨まで一気に力を通し、全身を疎通させ、飛躍的に身体感覚を向上させる手法となります。

また、呼吸・整体独自の“自然呼吸”という考え方に基づいて心身が調和した状態を短時間で作り出す手順も存在します。

それにより、日常の在り方を変える事が容易になり、本質的な心身に変容が可能となります。

 

統制(日常統制法)

日常において自らをどのように扱うのか?という点を呼吸のニュートラル®という概念と、それを理解するための基本ワークを使って理解を深めます。

それによって、日常の何をどのように質的変化を起こしているのかがわかるようになります。日常という漠然とした存在を技術論として捉え、実践していくのが統制法となります。

 

 調整

導引(体操)

肩甲骨の調整、骨盤転がし、上肢促通法、下肢促通法、脊椎調整など。

 

呼吸導引(呼吸動作)

腹部疎通法、下肢-体幹の連動回復、頚肩腕の解放

 

呼吸法

深呼吸法、呼吸を開く、合掌呼吸法、うずくまり呼吸法、胃の調整呼吸法、丹田呼吸法、腹式呼吸法等。

 

統合

陰性刺激(呼吸を落とす、息(圧)を抜く)

陰性刺激という刺激を起こすことによって、頭スイッチから体感覚スイッチへと自然に切り替わり、呼吸が整いやすい身体に変化します。

頭で考えずに身体で感じる、という事を能動的におこなうのではなく、刺激によって誰でも自然にできるように促すものです。

 

統合ワーク

微細な身体動作によって、体感覚を飛躍的に高めるワークです。

頭で考える身体と、身体で考える身体との違いが明確になり、身体との対話の精度が上がります。

 

身体との対話

身体から発するシグナルを的確に捉えるワーク。気分や感情と身体の声を聞き分ける実践ワークです。

 

統制

呼吸のニュートラル

自分の呼吸、呼吸のニュートラルという概念を学び、日常の質(在り方)をいかに変えていくのか?という呼吸・整体の根幹をテクニカルに追求していきます。

 

修得できるワーク・プログラム・手順

・呼吸のニュートラル®基本ワーク
・自然呼吸回復プログラム
・横隔膜の解放(手順化)
・呼吸のエラー修正及び正常化(腹部疎通法プログラム)
・統合ワーク
・陰性刺激(プログラム)
・身体との対話基本ワーク
・下肢促通プログラム
・上肢促通プログラム
・コーディネーションテクニック
・呼吸の中心をつくる(手順化)

 

コーチ・アジャストスキル

呼吸・整体メソッドを伝えるために必要なコーチスキルを学びます。

自分自身の設定、触れ方、意識、言葉、質問、空間、エネルギーの方向性、固定と移動など、コーチがクライアント・患者さんが主体的に変容していける媒体となる技術です。